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トッキー
2017.9.27 10:15新刊情報

大東亜論総選挙コメント・板垣退助編

大東亜論総選挙・各キャラへのコメント、
前回と前後してしまいましたが、
今回は第8位・板垣退助編!



◎前頭(第八位) 5票 板垣退助

■板垣は頭山を自由民権運動に
舵をきらせた天才だから。(わはは本舗さん)

■五箇条の御誓文の意義をあの時点で
深く理解し、行動された。
その影響は大きいですね。(ごっさんさん)

[主催者・daiさんのコメント]
板垣の慎重さ、実は優柔不断に
繋がっていたようにおもえます。


カッコ良く登場し、それなりに
自由民権運動に大きな役割を果たした
板垣退助ですが、それだけに
その後の展開は、実に残念です。

頭山が畑に鍬を投げ捨てて
土佐の板垣に会いに行き、
そのまま長居していた時の
こんなエピソードが残されています。
板垣の屋敷へ行ってみると、
主人板垣は六月の暑さにもめげず、
大勢を相手に例の自由民権の講釈に
ほとんど夢中である。
「ああ、また始まっとるな」とばかり、
踵をめぐらして今度は立志社へ行ってみると、
大勢の社員で談論風発している。
そこへ割り込んだ頭山、
「板垣という男はいつでも
自由民権、自由民権とコイとる」
これを聞いて座中の豪傑思わずキッとなる。
居合わせた竹内正志
(のち自由党創立に参加、衆院議員)が、
「オイ頭山君、俺の国ではコクという言葉は
「貴様何コキよるか」などと、
上の者が下郎に向かって言う言葉だが、
君の国ではそうではないのか」と問うた。
頭山平気なもので、
「ウン、俺の国でも同じ事タイ」に、
竹内二の句がつけず、衆皆唖然たり。


頭山は何のためにそう言ったのか?
誰とも上下関係をつくらないという
意思表示だったのか、それとも
この時点で板垣の人物を見切っていたのか、
全然わかりませんが、
このつかみどころのなさが
頭山らしいと言えましょうか。


自由民権運動黎明期の
活気あふれる日本人の姿を描写!
トッキー

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